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料理はできるけど「嫌い」になったとき【栄養士が思うこと】

  • 料理はできるけど嫌い。以前は好きでいろいろ作っていたけど。
  • 毎日、料理するのが憂鬱で、考えるだけで嫌になる。
  • いつまで料理を続けないといけないの?
うさぎ

もう料理なんて嫌い、、この辛さわかってほしい。

料理の悩みは、実はかなり深いもの。日々のことだからと、軽く見られがちですが心の底から悩んでいる方が多いです。

私自身、栄養士として食事相談を受けている中で、涙を浮かべながら料理の悩みをお伺いすることが何度もありました。

そんな、悩みの深い料理について、嫌いになった原因と、その解決案について栄養士が思うことをお伝えします。あなたの料理との向き合い方の「ヒント」として参考にしていただければ幸いです。

目次

料理はできるけど嫌になった「5つ」の理由

料理は、いろいろ考えることが多く、時間もかかります。それが料理を嫌いになる原因になっている。そんな方が多いようです。

料理はできるけど嫌いになった理由を「5つ」ピックアップしました。

あなたが料理を嫌いになった理由。この「5つ」に、当てはまっているかチェックしてみてくださいね。

献立を考えるのが苦痛

献立を考えるには、実はかなり高度な技術が必要です。

そのため、献立を考えるのが苦痛になっているのではないでしょうか?毎日のことだから、出来てあたりまえと思われがちですが、そんなことは決してありません。

献立を考えているときの頭の中を、書き出してみました。

  • 前日、翌日と似た料理になっていないかな?
  • 栄養バランスは整っているかな?
  • 味付けの偏りはないかな?
  • 食べる人の体調も考えなくちゃ。
  • 食材は高すぎていないかな?
  • 残っている食材も使わないといけないな。
  • 子供たちの給食とかぶっていないかな。
  • 同じ食材ばかりになっていないかな。
  • などなど・・
うさぎ

これを毎日、毎食、忙しいなかで考えていたら、苦痛になっても仕方ない。

献立作成は、高度な技術が必要。考えることが多い。

スーパーへの買い物が大変

仕事帰りに、スーパーへ寄って食材を買って帰る。これも重労働。それが負担になっているのではいでしょうか?

時間帯も、他のお客さんと同じくらいになるため混んでいる。レジも毎日行列。なかなか時間を取られてしまいます。

荷物も重くて、家へ帰った頃には疲れ果ててしまって、料理をやる気になれません。

スーパーでの買い物は、時間をとられ荷物も重いので大変。

義務感とプレッシャーを感じる

自分の食事を用意するのとは違って、家族を思っての食事作りは気を使いますよね。

子供がいる方にとっては、健やかな成長や食育。家族への健康にも影響すると考えてしまうと、プレッシャーに感じてしまいます。

家事の中でも、掃除や洗濯は多少やらなくても生きていくことはできますが、食事は違います。生きるためには、食事は欠かすことができません。かならずやらなければという義務感。

これも料理が嫌いになってしまう原因のひとつではないでしょうか。

食事作りは気を使うことが沢山。毎日欠かせない食事にプレッシャー。

「やりたいこと」がある

料理は他の家事と比べ、時間がかかります。

株式会社コズレが行った調査によると、1日にかかる家事の時間は平均4.4時間。内訳としては、料理:2.2時間、掃除:1.0時間、洗濯:1.2時間だったとのこと。この調査を見ても、やはり料理の時間は長いですよね。

出典:家事の時短に関する調査(株式会社コズレ)

その分、自分の時間がとれなくなる。好きなドラマを見たり、友達とおしゃべりしたり、そんな時間がとれない。

このように、「やりたいことが出来ない」のは、ストレスを感じてあたりまえです。

料理は時間がかかる。「やりたいことができない」のはストレス。

「やらなければいけないこと」に追われている

外で仕事をしていて、子供たちのお迎え、介護など、毎日が忙しい。それに加え、毎日の食事作りは負担が大きい。

正直、睡眠時間すら確保するのが難しい。そんな状態になっていることはありませんか?これでは、あなたの体のほうが心配です。

無理して、自分だけ負担を背負う必要はないのですよ。

睡眠時間すら確保できないのは心配。頑張りすぎです。

料理が嫌いになったとき【栄養士から「3つ」のご提案】

料理を嫌いになった原因。あなたも思い当たるところ、あったのではないでしょうか?

その原因、解決できれば、料理が嫌いという思いが軽くなるかもしれません。

解決のヒントになるのでは?というご提案を、「3つ」ご紹介します。よかったら参考にしてみてください。

献立はルールを決めて考える手間を減らす

いちから献立を考えようとすると、自由すぎて献立をスムーズに立てるのが難しく感じることはありませんか?

外食に行ったとき「何が食べたい?」と聞いて、「何でもいいよ」と言われると、逆に悩んでしまって店がなかなか決まらないというのと似ている感じです。

献立のルールを決めておくのも、ひとつの手です。ルールとしては、次のようになものがあります。

メインの食材を決めておく

牛肉、豚肉、鶏肉、白身魚、青魚、卵、豆腐で、メインに使う食材を決めていると、献立を考えるのが楽になります。
10日間で例えると、次の通りです。

同じメインの食材が続くことも防げるし、栄養バランスも自然に整います。

  1. 鶏肉
  2. 青魚
  3. 豚肉
  4. 白身魚
  5. 豆腐
  6. 牛肉
  7. 青魚
  8. 鶏肉

調理方法を決めておく

焼く、炒める、煮る、揚げる、蒸す、という料理方法。あらかじめ決めておくと、あれこれ考えなくてよいから楽ですよ。

例えると、下記のようになります。

  1. 焼く
  2. 煮る
  3. 炒める
  4. 蒸す
  5. 焼く
  6. 揚げる
  7. 煮る
  8. 焼く
  9. 蒸す
  10. 炒める

ダイエット中なら、揚げる、炒める調理方法を少なめに設定して、蒸す、煮る、焼く、調理方法を多めにするのもおすすめです。

ジャンルを決めておく

和食、洋食、中華というジャンル。これも決めておくと、献立がスムーズに決まります。

ジャンルを決めてみました。

  1. 和食
  2. 洋食
  3. 和食
  4. 中華
  5. 洋食
  6. 和食
  7. 中華
  8. 和食
  9. 洋食
  10. 和食

食べる方の好みで、各ジャンルの割合を変えていいかもしれません。

例:献立ルールの実演

ルールを決めた3つを組み合わせると、次のような考えになります。

No食材調理方法ジャンル料理を決める
1鶏肉焼く和食鶏肉の照焼き
2青魚煮る洋食さばのトマト煮
3炒める和食卵と野菜炒め
4豚肉蒸す中華蒸し豚スライス中華ソース
5白身魚焼く洋食たらのチーズ焼き
6豆腐揚げる和食揚出し豆腐のきのこあん
7牛肉煮る中華牛肉と長ねぎの中華煮
8青魚焼く和食etc‥
9蒸す洋食etc‥
10鶏肉炒める和食etc‥

いちから献立を考えるよりは、スムーズに考えられたのではないでしょうか?悩んだ時は、「青魚」「焼く」「和食」というような、キーワードでネット検索してみるとヒントがでてきますよ。

またこのように、あらかじめ考えておくのも面倒。そう感じた方もいると思います。

そんな時は、この食材→料理方法→ジャンルという順番で考えてみてください。いちから考えるよりは、考えやすいと思いますよ。よかったらお試しください。

献立を考えるのが難しい。そんな時は、ミールキットを利用するという方法もあます。ミールキットだと、献立はあらかじめ決められているため、悩むことがありませんよ。

カットされた食材が届くので、あとは調理するだけになります。自分だけでは、考えつかないレシピもあるため、料理のレパートリーが増えるというメリットもあります。

▼ 一番メジャーなミールキットサービスのヨシケイさん、このようなサービスを利用するのも有りかもです。

買い出しパターンを見直してみる

食材を買うときは、仕事帰りに自宅近くのスーパーで、買い物されている方が多いと思います。

それも毎日となると時間がとられてしまい大変。しかも仕事帰りの時間帯は、混んでいることも多いですよね。これも負担の原因のひとつ。

日持ちする調味料、必ず食べている卵や納豆などは、週一回まとめ買いする。仕事帰りは、日持ちしないものだけ買い足す。という感じで、買い出しパターンを見直すといいかもしれません。

また、まとめ買いのところだけでも、宅配にするという方法もあります。あなたに合った、無理のない買い出しパターンを検討してみてください。

日持ちする調味料、必ず食べている食料 → まとめ買い ※宅配という方法もあり

(日持ちしないものだけ買い足す)

ちょっとだけ、商品のご紹介。

最近、細々ですが「乾燥野菜」の販売をはじめました。手軽に料理に使えて便利。そして健康に貢献できる商品を考えたらこうなりました。

Amazonでも買えるようにしましたので、良かったらご利用ください。

結構、皆さんにリピートいただけるのが嬉しい。

\ 手軽に野菜をおぎなう /

「料理本」や「レシピサイト」は参考程度に

家庭で作る日常の食事の場合、料理本やレシピサイトのレシピや組み合わせだと、現実的に難しい場合があります。

例えば、前日の食材の残りを、翌日使いたいことがあったり、レシピには50gとあるが、買ってきた食材が60gだったりと、そこにどうしても差ができてしまいます。

また料理本やレシピサイトは、料理人、コーディネーター、カメラマンなど、多くの方が関わって完成したもの。もちろん、レシピを見てくださる方のことを、真剣に考えていただいているのですが。

しかし、日常的に取り入れるには、手が込み過ぎていたり、キレイ過ぎたりして、そこが負担になってしまうこともあったりします。

家庭料理という日常の食事。肩の力を抜いて、サクッとできる。あなたの家庭に合ったオリジナルを目指すといいかもしれません。

料理本やレシピサイトのレシピは、家庭料理としては難しいこともあるので参考程度に。

あなたの家庭に合ったオリジナルで、肩の力を抜いて。

参考:どうしても作れない状況のとき「宅配食」という保険。

「食事作りをお休みしたい」「今日は食事が作れない」そんなとき、電子レンジで温めるだけで、栄養バランスが考えられた食事を手軽に食べることができます。

※栄養制限がある方向けの食事もあり。

料理が嫌いになったのなら「負担」が多いというサイン

料理はできるけど嫌いになってしまったのなら、ちょっと無理して料理を頑張りすぎているのかもしれません。

家事の中でも、料理は時間がかかります。また食事というのは、毎日欠かすことができないプレッシャーもありますよね。

献立、買い物は、負担がかからない方法を見つけて、家庭料理は日常食なので、もう少し肩の力を抜いて頑張りすぎないということも大切です。

困ったときは、日々の食事作りをサポートするサービスもあるので、自分の気持や体力と調整しするのもありだと思います。

あなたに合った、無理のない食事作りが見つけてみてくださいね。

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